父のコロッケ

父は一切料理をしない。

ご飯を作るのは母の担当。
日曜日のお昼は父特性のカレー
なんて思い出はもちろんない。

もし私が母の立場なら
「たまには作れや」と絶対言うし
実際、今でもご飯は誰かに作って
欲しいし(自分でやるけど)
夫には時々作ってもらう。

ただ、母と父の中ではそういう
役割分担だったろうし、その関係に
口を出したいわけじゃない。

でも、もしお父さんが作ったご飯を
食べたとしたら、私はどんな気持ちに
なっただろうな。とは思う。

 

先日、家族で外食をした。
父と私が先にお店に入っていて、
母と姉たちは少し遅れてくるので
何品か適当に頼んでおくことにした。

メニューを見ながら、
「コロッケ美味しそうだなぁ」と
つぶやく私。でも、母たちも揃って
から頼むかどうか決めればいいやと
その時はオーダーしなかった。

 

しばらくして母と姉たちも到着。
「これとこれとこれを頼んだから、
好きなの追加してね」とだけ伝えた。

そうしたら、父がすかさず
「コロッケ美味しそうだから
食べたい人いるか?」と言うのだ。

 

コロッケ。
私が遠慮してると思ったのか、
忘れてると思ったのか、それとも
自分が食べたいだけたったのか。

 

本心は知らない。
聞いてないし。多分聞くことはない。

 

父は料理をしない。

運ばれてきた人数分のコロッケは
火傷しそうに熱々で、美味しかった。

 

 

 

 

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長野美峰
長野美峰
心理カウンセラー&コーチ
自然体こそ最高の生き方。自然体こそ最強のセルフブランディング。
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