カウンセリングの勉強をしたり、お仕事させていただいたりするなかで学んだこと。

それは、

想いや答え、次への一歩を踏み出す力、

そうしたものは、全てクライエント様の中にあるということです。

 

カウンセラーとして活動していることを話すと、

「相手の話しを引き出したり、アドバイスしたりするんでしょう?」

と、よく聞かれることがあります。

私自身もカウンセリングを本格的に学ぶまで、朧げにそんなイメージを持っていました。

 

しかし、昨年通っていた産業カウンセラー養成講座の初日、

私が、自己紹介とともにそういった能力をつけていきたいというお話をしたら、

早速、講師の方に注意を受けてしまいました…

 

気持ちを引き出したり、アドバイスしたりするのではなく、

常に聴かせていただく、という姿勢で傾聴すること忘れないで。

 

その時は、理解したような、納得いかないような、

なんというか、「それで充分なの?」という疑問があったのだと思います。

今になって思えば、それは「何かしてあげたい」という

独りよがりで、押しつけがましいものだったのでしょう。

 

養成講座で学び、そして実際にカウンセリングをさせていただきながら

あの時の言葉の意味が、実感を持ってわかるようになってきました。

 

カウンセリングでお話しを聴かせていただいていると、

私が引き出す、なんていうことはなくて

クライエント様の言葉や、表情、仕草など、一つ一つに想いが感じられます。

 

でも、もしかしたらクライエント様自身は、そのことに気づいていない

ということはあるのかもしれません。

 

例えば

「○○という言葉を何度も仰られてますね。」とか

「思う、ではなく、思うようにしているんですね」とか

聴かせていただくなかで、私が感じたことを話した時に、

「そんなに何度も言ってたんですね」

「自分でも無意識でした」

そんなことを言っていただくこともあります。

 

クライエント様自身の中にあっても、ご自身には見えていない

そんなものをカウンセリングを通して一緒に見つけていく”サポート”をする

それが、講師の方が仰っていたことなのかなぁ、と感じます。

 

もちろん、必要と感じれば

私の経験だったり、専門的なお話しだったりを参考としてお話しすることもありますが

あの時、教えていただいたことの感謝しながら

”聴かせていただく姿勢”を、常に忘れずにいようと思います。

 

光の射す草原