小さな子供が初めて歩き出すとき
何度転ぼうと、何度よろけようと
私たちは、じっと見守っている。

絶対に歩けると信じているから。
すぐその時は来ると知っているから。
どこまでも駆けていきそうな姿を
ありありとイメージできるから。

でも、もし
大人になって転んでしまったら?

途端に、どうしたらいいか
わからなくなる。

まさか転ぶなんて思ってなかったから。
もしまた転んだら、と思うと怖いから。
自分のせいじゃないかと責めるから。

きっと、子供も大人も同じ。

絶対に歩き出せると信じること。
生き生きと進む姿を思い描くこと。
例え転んでもまた起き上がれると
信じてイメージして伝えること。

 

子供が一歩でも歩けたなら大喜びする。
それが次につながる大きな一歩だと、
私たちは知っているから。

大人の一歩はどうだろう?

一歩進んで二歩下がるかもしれない。
また躓いて転ぶかもしれない。
もう失敗できないと思うかもしれない。

でも、やっぱり子供と同じで。

どんな一歩も次につながる一歩だから。
心の底から喜んで、歩き出すことへの
イメージを膨らませて、ただ信じる。

手を繋いで歩く親子