「寂しい」と口に出したら
“ひとりぼっち”じゃないことに気づいた。

 

一人が好きと強がって
群れているんだと馬鹿にして
私はみんなと違うと言い張って

ずっと、ずっと、
寂しくないふりをしていた。

誰のことも見ていなかった。
近くにいてくれた人さえ
見ているつもりで見ていなかった。

自分のことさえ見ていなかった。
本当の自分を知るのが怖かったから。

目をそらして、背を向けて。

だから、いつも、いつも、
ひとりぼっち。

 

「寂しい」

そう口に出したら
本当に寂しくなった。
ひとりぼっち、そう思った。

 

でも、そうじゃなかった。

「寂しい」と口に出したら
背を向けた私の肩に
そっと手を置いてくれた人がいた。
振り返ったら
笑ってくれてる人がいて
「私も同じ」と言ってくれる人がいた。

 

自分の道を進もうとする時、
それは孤独なものかもしれない。

孤独がなくなることはなく、
前へと進む道を行こうとするかぎり
”それは必要なのかもしれない。

 

道の途中で寂しくなって
孤独を感じたとしても
”ひとりぼっち”なわけじゃない。

 

隣には
同じように自分の道を進む人がいる。

前にも
同じように自分の道を進む人がいる。

後ろには
やさしく見守ってくれる人がいる。

 

だから大丈夫。

きっと進める。孤独な道も。

だって、”ひとりぼっち”じゃないから。

 

夕焼けと女性