子供たちの走る後ろ姿

 

小学校3年生くらいの話。

 

体育の時間にバスケットボールをしてた。
運動は得意でないし、バスケ経験もない
ドリブルなんて全然できない。
私はとにかくボールを追いかけて走ってた。

途中で担任の先生が混ざってきた。
私は同じように先生の持ったボールを
追いかけて、なんとか取ろうとして
そうしたら、がむしゃらになり過ぎて
先生の顔に、手が当たってしまった。

「ごめんなさい!」って慌てて謝ったら
「大丈夫だよ」と先生は笑ってくれて
そのまま続けていたと思う。

結局ボールは取れなかった。

 

授業の最後

「あなただけが本気でボールを取りにきたね」
そう先生が言ってくれた。

普段、体育で目立つことのない私が
みんなの前で先生に褒めてもらえた。
ちょっと照れてしまったんだけれど
本当はすごく嬉しかった。

 

大人である先生のボールを奪う。
小学生にとっては、それはもう至難の業。
上手な子ほど、それがわかっているから
「先生からはボール取れないよー」って
早々に諦めてしまったのかもしれない。

下手くそな私が頑張るより、よっぽど
可能性があったように思うのだけど。

というか、多分、取れたと思う、ボール。
だって私、未だに
「ああすれば取れたかも」と思ってて
こうやってブログに書くくらいですから笑

 

知り過ぎて諦めちゃうってことも
あるのかもしれない。
知り過ぎて、やる前に諦めちゃうことが。

諦めるのはやってみてからでいい。

 

でも、私はまだ
先生のボールを取るの、諦めてないです笑